第30回ねんりんピック秋田2017

開催日:9月9日(土)~12日(火)

開催場所:秋田県立中央公園陸上競技場(開会式)、秋田県立中央公園テニスコート

予選リーグ結果:

Gグループ

対戦相手 千葉県 京都府 高知県
成績 0-3 1-2 0-3

Gグループ4位となり4位トーナメントに出場

 

4位トーナメント結果:

 山形県と対戦し1-2で初戦敗退

 

◇参加者の感想

感動のイベント参加、観戦記録
  滝本健二

 

 テニスが出来る喜びが、最高の形で体験出来た大会でした。昨年の県長寿大会テニス交流会に2度目の参加を植野さんと挑み、運良く優勝しましたが、私自身考えもしない結果で驚き、感激でした。その後がたいへん。私自身全国大会など想像もしたことがなく、ねんりんピックそのものがテニスの全国大会ぐらいの考えで、以前の参加人達の話も聞かず、1年先の大会にそれ迄に体の維持が出来るの?心配事の方に気が廻り頑張ってと体力強化技術アップと心がけましたが、1年前に心臓の手術と頸動脈の手術をしたばかりでしたので、体調には特に気を付けて過ごしましたが、心配があたり、1月はスキーで右肘の靱帯(部分的)切断、3月に又ランニング中転倒、右肩を痛め、4ヶ月間週1度の注射を受け、何とかテニスが出来る体に戻りほっとしました。
 8月中旬に代表者会議があり、ねんりんピックの全体がようやく理解できました。26種目の団体が集まり、総人員も180名の団体の出発より大会中の注意事項などの説明があり、準備も急ピッチで進み出発の9月8日朝集合で選手団全員が指定のユニホーム及び帽子を着用し、晴々と新幹線に乗り込みました。
 さー出発です。秋田新幹線に乗るのも初めてではありましたが、車中でさっそく係員の人がこれからの日程の説明、到着後の当日の行動の予定など、用意周到で安心しての日程が約束されている様な思いでした。
 今日の予定は夜の岩手県選手団の結団式がホテルで行われる。それ迄の時間が又4時間ほど、皆休憩時間です。
 秋田市内のホテルで岩手県選手団の結団式が行われ、各種目の代表が紹介、代表が大会に望む決意を表明、会も大そう盛り上がり、事務局の担当女子が大いに世話をしてくれたと、皆が感謝の意を込め、舞台で胴上げし、会場も全員がうかれた様な楽しい会でした。
 時間も過ぎ、中締めの挨拶になり当テニス女子高桑さんが出場選手中最年少ということで指名され大きな明るい声で「精一パイ頑張りましょう皆様」と高らかに約束し皆様よりカッサイを受け終わりました。
 次の日9月9日いよいよ総合開会式の日です。朝7時にホテルを出発。会場の秋田県立中央公園陸上競技場へ近づくと、サブトラックは 黄色のユニホーム姿のボランティアの人達でいっぱい。廻りには白いテントが1周70ハリもの数。これは何かと驚きです。時間が早くやはり岩手県団が一番乗りの様です。その後続々と他県の人達の乗ったバスから大勢の人がおり、グランドを色とりどりの各県のユニホームの人達で埋まり、スタッフの人達のそれぞれの担当県ののぼりをもち案内し、テントには皆大きな荷物を預ける場所として用意してあった。
 自由時間の間公園の廻り、テニスコート、イベントの会場など歩き廻りたく、まずふれあい広場、ステージでは「ちんどん隊大会」などが催されていました。秋田の「うめものコーナー」など広大なスペースに他のPRコーナーなどかけあしで通り、大きな室内体育館があり、見てみようとあきたスカイドームととなり合わせに体育館。何も使用されていず、次は式典会場の中に入り、すでに客席には大勢の人達が式典前のアトラクションを観ていました。 すでに会場の中は1万人ほどの人達でいっぱいです。そのグランドの中を2時間後行進する姿を想像する自分でした。
 入場行進する前に地元の小学生が歓迎のあいさつで歌をうたいなごやかに、そして同じ子供が廻りの各県の前で歌っていますので、にぎやかなことと、72団体がグランド中ざわついている全国大会ならではの空気でその中にいる実感を肌で受け、喜びをまた感じる時でもありました。
 選手の入場が10時50分から南の県から始まり、最後の方でいよいよ渡された岩手県の小旗を振り笛を合図におろす。童心に帰ったような心境です。
 行進中、音楽隊のボリュームのすごさに圧倒される思いでした。それもそのはず、吹奏楽団が県の高校12校200名が、及び合唱隊12団体250名ほどの人達です。体も自然とうきうき足も軽やか、何度目かの感動です。朝の自由時間散歩中会場に到着後練習を始めたチューバーを吹く女学生に声をかけ県立秋田高校の生徒でしたが、今日のため一生懸命練習していた姿が浮かび、音楽隊の中にいるであろうと思いながら楽しく行進しました。その後一連のあいさつ、皇族のことば、あきた宣言があり式が終わりました。
 選手は退場しそれぞれの指定の外場へ移動。アトラクションの観覧です。昼食の弁当を食べながら秋田の四季をダンス舞踊など小学生、中学生大人の団体を含め1500名ほどの人達が演技し、最後に竿燈が妙技よろしく、太鼓、笛など演奏の中竿をあやつりますが、あいにく当日は風が強く8竿燈中2~3竿が大きくゆれたおされ、又風の中大きく弓なりの竿をあやつるさまは圧巻で観客も大きな声でざわめき一体感を感じる一時でほんとうに感動しました。壮大な式典に参加出来テニスの代表で来てよかったと、幸せに思い新たにしました。
 その後テニス交流大会開会式が市のホテルで行われ都道府県及び政令指定都市の計65チーム648名参加の開会式が始まり参加中最年長者(男子84歳、女子74歳)の表彰がありあきたこまち米各20kgを贈られていました。又全員に秋田特産品がたくさん入っている袋をいただき開会式を終えいよいよ明日より本番です。
 9月10日予選日岩手は対戦相手は第1試合千葉県、2試合目高知県、第3試合京都府と決まっています。
 朝7時30分コート着。片側10面計20面の2コートずつ区分された整備されたきれいなコートで、8時より練習時間今日の植野さん、60代の千葉・千田ペアや大田・高桑の女子チームの調子はどうか?と短い練習を終えた頃雨が降り雷が鳴り大雨です。あっという間にコートは水びたし、10時30分迄中止の案内、雨も11時頃上がり12時より試合が始められました。                                                              
 第1試合の結果は 岩手0:3千葉 でした(千葉は強く大会の優勝をしました)。 第2試合は 高知3:0岩手と全負けです。第3試合には岩手県選手団長佐藤氏がかけつけて下さいました。もう1人、私の息子が東京より来てくれてはげました下さいましたが、結果は 京都2:1岩手 で初めて男子千田・千葉組が取りました。
 予選リーグは3戦3負で決勝リーグ4位グループに入り前日の雨のため消化出来ず11日午前中迄予選リーグがかかり、決勝トーナメントはすべてタイブレーク7ポイント制となり短期決戦です。
 相手は山形2:1岩手ですべて終了致しました。
 この1勝は女子、高桑・大田組で7:4で初の1勝を最後にあげました。最後迄植野・滝本組は全負です。
 60歳代表の一関の千葉さん、千田さん、女子の大田さん(大船渡)、高桑さん(盛岡)、私とペアを組んだ植野さん(盛岡)、4日間の一生の思いでの旅どうもありがとうございました。