武藤徳太郎さんのご逝去を悼む

武藤徳太郎さんのご逝去を悼む

   盛岡地区ふれあいD班 高橋富士雄

 

 9月15日、武藤さんが亡くなられた。その前日、入院中の病院にお見舞いに上がったが深く寝入っており、また参りますと辞去してから僅か一日、ご息女からのお電話で逝去を知った。2008年春、私はロングテニスクラブふれあいD班に入会して以来、気軽に声を掛けてくれた一人がフォアハンドスライスの鮮やかな武藤さんだった。

 武藤さんとはスキーが共通の趣味で度々一緒に楽しんだ。水沢のスキー・登山仲間を我が家(水沢)に招きガーデンパーティーを開いた折りに、武藤さんも遠路参加してくれ、大いに盛り上がったことが今でも鮮明に蘇ってくる。

 武藤さんは昭和8年生まれ、御年85歳、D班最高齢プレイヤーであった。昨年頃から、夏の猛暑日には時折ゲームを中断し、暫く呼吸を整え、再び続ける。休んだ方が良いと言っても大丈夫と返されるばかり、テニスからの帰宅時の車のスピードはいつも若者並み、と余計な心配ばかりさせられたものだった。

 9月18日、東顕寺で執り行われた葬儀の祭壇の中央には愛用のテニスラケットが置かれていた。葬儀では、親族を代表してのご息女からの挨拶のなかで、晩年の武藤さんの楽しみは唯一テニスに出かけることだったと振り返っておられた。岩手県ロングテニスクラブ創立20周年記念特集号の挨拶で佐藤敏男会長は、「ロング」のクラブ名には「いつまでも長く元気でテニスを楽しみたい」との願いが込められていると述べている。我々もその精神のもと武藤さんに追いつき追い越すようにテニスを楽しんでいこうと思う。天空から温かく見守っていてください。